『主夫』だって『恋』してますけど何か?
昨日と同じ、沈黙が続く車内。
ちらりと助手席を見ると
優さんは目を綴じていた。
あっ寝たんだ・・・・
俺は、疲れてはいるけど
久々の運転に緊張していて眠気はない。
やなこと忘れたいし
歌でも歌うかな〜
「・・・・和樹」
「へいっ!」
「・・・・・・・・」
寝てたと思った優さんが
突然名前を呼んだから、
ビックリして変な返事しちゃったよ・・・
優さん黙っちゃったし。
「なっ何でしょう。」
優さんがまた黙ったままだから
動揺しながら聞き返した。
「・・・・・あんたさ、前に私が酔って
帰って来た日・・・キスマーク見たの?」
えっと・・・・・まさかの
優さんからカミングアウト?
「はい。偶然見えちゃって」
すみません。嘘です。
酔ってる優さんにやましい事
しようとした時に気付きました。
そんな事、怖くて言えません。
「そう・・・・どうしてその時
何も聞かなかったの?」
優さんは寝てた訳じゃなくて
何か考えているのか
目を綴じたまま聞いてきた。
「・・・・・・聞けないですよ。
優さんの事信じたかったし。」
いや、本当は、聞こうとしたら
俺が浮気未遂しちゃったんで
聞けなくなったんですが(汗)
「ふ〜ん。自分は浮気したのに。」
おおっと・・・・・・
「・・・・優さんにキスマークを
付けたのは、藤堂さんなんですか?」
ずるいけど、話を変えよう。
「・・・・・・・・・・・・・・」
優さんが黙ったぞ〜
そうだとは思ってたけど・・・
すげ〜複雑。
藤堂さんとやっぱり
そうゆう関係なわけ?