『主夫』だって『恋』してますけど何か?
藤堂達とミーティングしてから、
百貨店に移動して土曜日に行う
イベントの打ち合わせをする。
「藤堂さ〜ん、これどうですかね?」
藤堂の部下達が確認に来ている。
「全体的にはいいと思うよ。
けどここが甘い。
少し考え直して。」
的確な指示をする藤堂。
(相変わらず、仕事面だけは尊敬するわ。)
藤堂の側で自分の役目を
果たしながら優は思った。
ヒソッ・・・
「藤堂さん素敵よね〜」
百貨店の女子社員が
集まって噂している。
(・・・・あんな奴に見とれてる
暇があったら仕事しろ。
そんなんだから買収されるのよ。)
優は呆れながら思った。
それから一日中、イベントを
目前とした百貨店に掛かり切りになり
優が仕事に集中している間に
気がつけば日が暮れていた。
(もう6時か・・・・)
優は腕時計を見て気づく。
「高松さん、全体の確認
付き合ってくれる?」
藤堂が優に声をかけてきた。
「はい。」
ノートパソコンに向かっていた
優は立ち上がる。
優の会社の社員や
藤堂の部下がいる手前
敬語は使わないといけないし
嫌でも従わないといけない。
藤堂もそれは心得ているので
名前を呼び捨てになんてしない。