『主夫』だって『恋』してますけど何か?


カチャリ・・・

「相変わらず
隙だらけだよなお前。」

藤堂が倉庫のドアに
カギをしながら言った。


「あんたね・・・・」

優は藤堂を睨む。



「もっと早く二人だけに
なりたかったんだけどね。
結構忙しかったから無理だった。」

藤堂は優の顔を間にして
両腕を壁にあてた。


「私は二人だけになりたくない。」

睨み続ける優。



「そう?
でも体は覚えてると思うよ。
俺と二人になったら味わえる快感。」

藤堂は優の耳元で言った。



ビクッ・・・・

優は慌てて囁かれた耳を手でおおう。



「ククッ・・・本当お前、変わらないな。」

嬉しそうに笑う藤堂。



「違う!変わった!
もうあんたなんか何とも思ってない!
私には旦那も子供もいる。」

怒る優。


「そりゃ、俺も家庭あるよ。
でも優。
俺はまだお前が好きだけど?」


「口だけのくせに・・・・
信じられる訳ないでしょ!?
だいたい、奥さんと子供に
悪いとか思わないわけ?」


「・・・・和樹君から聞いてない?
まぁ言う訳ないか。
お前と別れる原因になった女の子供
俺の子供じゃなかったんだよ。」


「・・・・・は?・・・・・・てか
なんで和樹が知ってるのよ
そんな事。」

優は動揺して瞳を揺らした。



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