『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「何でって・・・和樹君、俺と
会った事も言ってないんだな。
先週の水曜日、優に連れてって
貰った店に部下と行ったら
和樹君が働いてたから、
沢山優の話しをしたよ。」
藤堂は壁と自分の間に
優を挟んだまま言う。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
黙る優。
頭の中では玄関で
急に自分を抱きしめてきた
水曜日の和樹を思い出していた。
「お前まだ料理出来ないんだな。
お前がお粥作ってくれた話しした。」
(・・・・・だから私に
お粥つくれなんて言ってたのか。)
「和樹君、自分が優と付き合ってた
時に優が二股かけて俺と
付き合ってたのか心配だったのかな。
いつ俺達が付き合ってたのか
聞いてきたから正直に答えたけど。」
悪かったか?
って笑いながら優に言った藤堂。
「・・・・・・本当最低ね、あんた。」
優は目を伏せた。
優は藤堂と別れた日に
和樹と体の関係をもち、
自分のマンションになぜか
住み着いてしまった和樹がいたが
妊娠するまで、藤堂と
体の関係は続いていた。
和樹はその時に、別れた男と体の
関係が続いていた事は知っている。
その相手が藤堂だと言うことを
確認したんだろう。