『主夫』だって『恋』してますけど何か?


よかった・・・・
やましい事しようとしてたのが
ばれた訳じゃなかったみたい・・・?


優さんが話しかけてきただけ
みたいなので安心していたのに・・・・



「和樹、先週・・・・
肇にバーで会ったんでしょ?」

優さんからのまさかの質問。



・・・・肇って藤堂さんの事だよな。


そりゃ付き合ってたから名前で呼ぶよ。


でも・・・・複雑。


俺はさっきまでの自分のテンションが
急激に下がっていくのを感じた。



「・・・・はい。
お客として来たから・・・
それがどうかしましたか?」


今の言い方、冷たかったかな。


でも藤堂さんの話しで笑顔を作る
余裕なんてないし
優しくも言えない。



「・・・・・マリンの本当の父親だって
知ったんだよね?」

優さんの瞳が揺れている。



「・・・・・はい。
やっぱりそうなんですね。」

俺は左手の拳を握りしめた。


「うん。
・・・・・・和樹はマリンの事愛してる?」

優さんは顔を俺のお腹に
押し付けてから消えそうなくらい
小さな声で聞いてくる。


「・・・マリンは俺と優さんの子供です。
愛してるに決まってます。」

俺のお腹に顔を埋めた
優さんの頭を撫でながら言った。



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