『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「・・・・これからお前はそんな奴
ばっかり相手にしなきゃ
いけなくなると思うよ。
賢くなれよ、優・・・」


藤堂は優の頭をポンと軽く叩いて
部屋を出て行った。



(優って・・・・何で急に呼び捨て。
しかも賢くなれって・・・・?)


まだ理解出来ずにいた優は
それからも何度も女扱いしてくる
男のお客と喧嘩した。


その度に藤堂がカバーする。

その繰り返しだった。




----それから2年・・・・・


「はぁ・・・・・・」

誰もいないオフィスに響くため息。



「また・・・・やっちゃった。」

入社3年目で仕事の
ノウハウも解りだし
キャリアアップを目指していたが・・・


スラリと高い身長と、綺麗な顔立ち。

細身い体にどうしても
強調されてしまう大きな胸。

その容姿に彼女は
いつも悩まされていた。



男性の客からのセクハラや
厭らしい視線。



それに耐え切れず、
相変わらず大事な取引先と
喧嘩してしまうのだ。



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