『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「・・・・んっ・・・・・・ンッ・・・ンッ・・・・」
皆帰宅したオフィスに
僅かに響く女の声。
優のふっくらとした唇は
藤堂によって塞がれていた。
優の顎に添えられていた藤堂の
右手は、徐々に羽織っていた
ジャケットのボタンを外していく。
離れない唇。
その行為はどんどん激しくなる。
優の咥内まで藤堂の舌が侵入し
互いの唾が混ざり合う。
喫煙者の藤堂からは
仄かにタバコの香がする。
優は必死に藤堂の体を
退けようとするが、
腰に回された左手に、
全く敵わない力で
抑えつけられていた。
「・・・ふぁ・・・・ハァ・・・
いきなり、何するんですか!?」
やっと離れた唇。
優は乱れた息を整えながら
藤堂を睨んだ。
「何って・・・・
お前があんまり可愛いから。」
藤堂は睨む優に笑いかける。
(この人も・・・・
他の男達と同じだったんだ。)
優はそう思い、さらに藤堂を睨んだ。
「そんな顔されても、
余計男を煽るだけだぜ。」
そう言った藤堂は
また優の唇を塞いだ。
ジャケットのボタンは右手で既に
外され、その手で、ジャケットの
下に着ていた白のシャツを
無理矢理捲り上げられた。
「・・・・・!?・・・・・ンッンッ!!」
優は驚き叫ぼうとするが
塞がれたままの唇からは
僅かに声が漏れるだけ。