『主夫』だって『恋』してますけど何か?


カタカタカタカタカタカタ・・・・

定時も随分前に過ぎたオフィス。


優は明日行くお客への提案資料の
最終確認と追加の資料を作成していた。


結構大きなお客だったので
気合いも入り集中していた。



(・・・・・・出来た。
これで明日は万全に挑める。)

優は椅子に座ったまま背伸びをした。



「!?ひゃっ・・・・!!!」

背伸びをしていたら突然
温かいものが頬に触れたので驚いた優。


頬に充てられていたのは
ホットの缶コーヒー。

それを持っているのは・・・・



「藤堂さん・・・・・」


「お疲れ。偉いなお前。
明日の資料だろそれ。」


優の頬にあてた缶コーヒーを
机の上に置くと、藤堂は資料に目を通す。



「・・・・・・離れて見てくれますか。」

藤堂は後ろから優を
抱きしめる形で資料を見ていた。


「大丈夫。さっき他の奴ら
帰ったの見届けたから。」

平然と言う藤堂。


「そういう問題じゃ・・・・」

優は藤堂の腕の中で固まっていた。



< 257 / 532 >

この作品をシェア

pagetop