『主夫』だって『恋』してますけど何か?
カタカタカタカタカタカタ・・・・
定時も随分前に過ぎたオフィス。
優は明日行くお客への提案資料の
最終確認と追加の資料を作成していた。
結構大きなお客だったので
気合いも入り集中していた。
(・・・・・・出来た。
これで明日は万全に挑める。)
優は椅子に座ったまま背伸びをした。
「!?ひゃっ・・・・!!!」
背伸びをしていたら突然
温かいものが頬に触れたので驚いた優。
頬に充てられていたのは
ホットの缶コーヒー。
それを持っているのは・・・・
「藤堂さん・・・・・」
「お疲れ。偉いなお前。
明日の資料だろそれ。」
優の頬にあてた缶コーヒーを
机の上に置くと、藤堂は資料に目を通す。
「・・・・・・離れて見てくれますか。」
藤堂は後ろから優を
抱きしめる形で資料を見ていた。
「大丈夫。さっき他の奴ら
帰ったの見届けたから。」
平然と言う藤堂。
「そういう問題じゃ・・・・」
優は藤堂の腕の中で固まっていた。