『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「いや〜最近の高松さんはいいね!
話しやすくなったよ!」

夜、優は大事な取引先との
接待に来ていた。


酔った取引先のおじ様は
美人な優の隣で上機嫌だ。


部長も優が笑顔で相手を
しているので機嫌良く
他の人達と話しを進めている。


最近の優は事あるごとに
接待に連れ廻されていた。



一番偉い人の機嫌さえとっていれば
部長達はその下の人達と
話しをつけやすいからだ。



(今は・・・・我慢。
出世する為だ・・・・)

机の下では太ももに
客から手を置かれている。


(こんなおやじでも、かなりの
資産家なのが不思議・・・・)

優は客に聞こえない様に
ため息をついた。



ビクッ・・・・

(このおやじ・・・・・)


隣の客は太ももの手を、
優のスカートの中に入れて来た。


「佐々木社長・・・」

優は笑顔で客の名を呼ぶと
自分の手を添えてやんわりと
スカートの中から手を出させる。


ヒソッ・・・・
「いいだろう?
君次第でいくらでも
取引してあげるよ・・・」

客は優の耳元で囁く。


(・・・・はぁ。女ってだけでねぇ。)

優は本当は自分を売ってまで
仕事はしたくない。


ただ女というだけで
仕事内容よりもこういった面で
自分を求められているのが現状。


黙った優を見て、客は
ニヤニヤ笑い、手をまた
スカートの中に入れて来た。



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