『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「お疲れ〜」
客が帰り、接待もお開きになる。
「優、送ってく。」
帰り道、藤堂が優に声をかけてきた。
「結構です。
よかったですね、また株が上がって。」
優は藤堂を睨み嫌みに言った。
客が帰った後、藤堂は
部長に何か説明していた。
その後部長は満面の笑みで
藤堂を褒めたたえた。
「嫉妬?」
藤堂が笑う。
「・・・・違います!」
優は少し当たっていたので
恥ずかしくなり、いつもより
声を大きくして否定した。
「・・・・・何お前。
あのままあのオヤジにセクハラ
されて手柄とる気だったわけ?」
不機嫌な顔で優を見る藤堂。
「・・・・そんな事・・・・」
(少し・・・・考えたけど。
でも嫌だったし・・・・)
口ごもる優。
「さっきみたいに強く否定
しないって事は少し
そんな気あったんだ・・・・」
藤堂はそう言うと、建物の間の
路地裏に優を連れていく。
「ちょっと・・・・
帰り道それてます・・・」
優は動揺していた。
藤堂が凄く不機嫌になったから。
ドンッ・・・・・
「いったぃ・・・」
藤堂は柱の影になる壁に
優を押し当てた。