『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「で?付き合ってんでしょ?」
「・・・・・付き合ってない。」
それは嘘ではない。
「じゃぁ何で男嫌いの優が
藤堂さんと手を繋いだの?」
「・・・・それは無理矢理・・・」
「ほ〜大人なんだから
拒否くらい出来るでしょうにね・・・」
目を細めながら優を見る茜。
(・・・それが出来ないから困ってるのよ!)
優はどこまで茜に話して
いいのか悩んだ。
「・・・・・まじ?体だけの関係?」
結局、しつこい茜に負けて
優は会社でとは言わずに
そこだけ話した。
「そう。だから2人で食事に
行くのも今日が初めてよ。」
(・・・・茜に軽蔑されちゃうかな。)
優は唯一気が許せる友人である
茜を失うのは嫌だった。
「ふふっ♪いいじゃない♪」
「・・・・え?」
優の予想に反した茜の反応。
「優もいい年なんだし、
ずっと男を知らないままじゃぁね。
よかったよ!相手が藤堂さんで。」
「ちょっと・・・・
なんで藤堂さんでよかったのよ。」
優は顔をしかめる。
(最悪なのよあいつ。)
「経験豊富な方が、優の
今までの男ブランク早急に
埋めてくれそうだし〜♪
なにより優と釣り合ってる!」
優に指を突き付けた茜。
「・・・・・・・・・・・・・・」
茜のポジティブさに、
優は言葉を失った。