『主夫』だって『恋』してますけど何か?


藤堂と一緒に過ごすのは楽しかった。


付き合ってからは会社で
抱いてくる事は無くなった藤堂。



自分よりも大きな手と手を重ねて
歩いたり、隣に並んで座ったり。


休日にデートしたり、お互いの
マンションを行き来したり。


朝起きたら隣にある
温もりも心地が良い。


ただ、優は藤堂に好きだと
言った事はなかった。



「乙女心は複雑ね!ねぇ優!
久しぶりに今晩呑まない?」

茜は優の気持ちをゆっくり
聞きたいと思い誘った。


「うん。」

優も藤堂への気持ちを
整理したいと考えて誘いにのった。




カランカラン・・・


「いらっしゃいませ。」


仕事が終わり、茜が知り合いから
聞いたオススメのバーに2人で入る。



明るすぎない店内に味のある
お洒落なテーブルや椅子。


落ち着きある雰囲気のバーを
2人とも直ぐに気に入った。


「カウンターしか空いて
ないんですがよろしいですか?」

出迎えた若い店員が聞いた。


「いいよ!」

茜がフレンドリーに返す。


「・・・・何か?」

茜が返事をしたのに店員は
優を見て固まっているので聞いた優。


「・・・・///
すみません!こちらへどうぞ。」

店員は顔を赤くして2人を
カウンターへと案内した。



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