『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「・・・・やっぱり黒ね。」
色々合わせた結果が
一番シンプルな黒。
こんなに色んなのあるのに?
ちょっと味気無い。
「もうちょっと変わった色のが・・・・」
エプロンコーナーの
豊富な品揃えが勿体ない。
「・・・これが一番和樹の
頭邪魔しないから。」
「俺の頭?」
馬鹿を邪魔しないって事?
エプロンが?
「私、あんたの髪の毛の色と
フワフワ感、嫌いじゃないのよ。
他の色だとちょっとぼけちゃうから。」
俺の髪の毛は栗色に染めている。
フワフワはくせ毛。
伸ばしっぱなしにすると
ライオンみたいになるから、
3ヶ月に1回の美容室は欠かせない。
美容室の担当さんがカットが
上手くて、くせ毛を上手く
活かしたオシャレな
髪型にしてくれている。
そんな俺の頭を・・・・
優さんが嫌いじゃないと言った。
嬉しすぎる!!!
だって優さんは俺に好きって
いってくれた事ないからかな・・・・
嫌いじゃないって、優さんが
言ってくれて、すげ〜感動した☆
優さんの言葉を聞いた俺は
迷うことなく、黒のエプロンを購入。
それから、買い物も済んで
家に帰ろうと駐車場で
車に荷物を乗せていた時。
プップップッー!!!
他の車が近くで思い切り
クラクションを鳴らした。
短気な人が、駐車が苦手で
手間取る人を煽った様だ。
そんなことしたら、
余計に焦るのに・・・
俺はクラクションを鳴らした
車を見てから思った。