『主夫』だって『恋』してますけど何か?


俺は優に罠を仕掛けた
つもりだった。


その罠に優は引っ掛かり
俺を男と意識した。


案外解りやすい奴だったって
事も解り、口数少ない優が
考えている事を読むのも楽しかった。



知れば知るほどに愛おしくなる彼女。



『優は俺の女だから』って
彼女を女として見てる
奴らに叫びたい。



だけど・・・
俺と優の関係は今
”体だけの関係”



(・・・・そろそろ
この関係終わらせよ。)


優はもう俺を男と意識していて
多分・・・・
気持ちも俺にあるはずだ。


僅かな期待を胸に俺は
優を会社じゃなくて、外に誘った。


美味しいと評判のレストランで
食事して、バーでお酒呑んで。


今までも何人もの女を
こうゆうパターンで
口説いて最後はホテル。


定番だけど解りやすいから
この後を意識するのか、
だいたいの女はバーで俺を誘い出す。



でもやっぱり優は違う。


相変わらず無駄なお喋りはなく
俺が話し掛けないと
何かをずっと考えている。



(・・・・なに不安になってんだよ俺は。)


きっと優は俺を
好きになりだしてる。


そう核心していたはずだったのに
この後ちゃんと気持ちを伝えても
フラれるんじゃないかと焦りだした
自分を何とか優に
悟られない様にした。



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