あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「……ん」
あたしは目を覚ました。
珍しく優也が起こしに来る前に起きれたなぁ。
でも、そろそろ優也が起こしに来るかも。
―――コンコン
ほら、来た。
「失礼致します」
その声と共に部屋に入って来たのは優也だっ……じゃなかった。
「斎藤さん、優也は?」
あたしを起こしに来たのは、年配執事の斎藤さんだった。
優也が来る前までは斎藤さんが起こしに来てくれていた。
「お嬢様、誠二様がお呼びです」
斎藤さんはあたしの質問には答えず、用件だけを伝えて部屋を出ていってしまった。