*憧れの先輩と同い年のアイツ*
19th of Dec
「えっ!!嘘、先輩と付き合ってんの?」


『……!!』




驚きの余り、思いのほか大きな声を出してしまった由衣の口を、美加は慌てて抑えた。


クラスメイトの視線が気になり、美加は慌てて由衣を廊下へと連れ出した。




興味津々の由衣は、グイッと美加による。



「で、何でそうなったの?」


『ちょっと、近いって!!』



真顔で聞いてくる由衣が、なんだか滑稽だ。




『由衣には昨日言おうと思ったんだけど//放課後は予定があったから…』


「ふ~ん、バイバイも言わずに走って帰ったもんね~」




由衣は探る様な顔付きで呟く。




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