幼馴染と甘い夏【短編 】
「そんなわけ、ないでしょ。それに、あたしよりも大事な人がいるのは、翔ちゃんの方じゃないっ!」
「…は?」
翔ちゃんの顔が驚きに変わる。
それでも、自分の気持ちを勘違いされたのが悔しくて、飲み込んでいた言葉が次々に溢れ出す。
「か、彼女がいるくせにあたしを抱いたのは、翔ちゃんじゃないっ!
でも、それでもあたしは翔ちゃんが好きでっ。」
「ア、アリサ…?」
「都合のいい女でいい。に、2番目でもいいからっておもっ…」
最後の力を振り絞る思いで、一日考えた答えを口にすると、
ぽふん。
温かくて大きな胸板と、逞しく力強い腕に閉じ込められた。