幼馴染と甘い夏【短編 】
「いもうと…。産まれたっけ?」
「記憶力ねぇな。あの頃産まれたろ?そんで俺は構ってもらえなくて、お前らこの辺のやつと朝から晩まで遊んでたじゃん。」
「(むーん)。」
・・・そうだっけ?
説明されても、当時の記憶はぼんやりしてて、子供たちで遊んだ記憶しか、ない。
「だいたい…。アリサみたいな手のかかる女、一人で十分だし。」
「なにそれ。あたし、すごいお荷物みたい…」
「うそ。こんなイイ女、2番目なんかにするわけない。ってか、他の男になんて渡さない。」
嬉しい言葉に、勝手に顔がにやけてしまう。
翔ちゃんにこんなに大事に思ってもらえてたなんて、予想外だった。
ちゃんと思いを伝えたことで、こんなあっさり誤解が解けるなんて…。