幼馴染と甘い夏【短編 】
「翔ちゃん。」
「うん?」
「ダイスキ。」
「アホ。そういうことは、ちゃんと俺の目を見て言え。」
心臓のバクバクを抑えて、顔を見ないでなら言えると思って口にした告白…。
目を見てなんて、言えるはずない。
「や。それはムリ・・・」
それでも翔ちゃんに逆らえるハズもなく、難なく上を向かされてしまう。
優しい眼差しに見つめられて、更に高鳴る心臓。
ドクン。
すべて見透かされた気持ちになって、胸の奥がキュンっと締めつけられる。
直視できなくて、視線を逸らすと、
「あんまり焦らすなよ…。」
って、甘いささやきが聞こえる。