キミとボクの部屋。


「おい、兄さん、俺の話聞いてんのか?」

はっとすると、

眉間にしわを寄せたその男。

リアルに怖いんですけども・・・

「じゃ、じゃあレモンサワーを」

「ん。」

とてもじゃないけど酒を飲む気分でもない

ましてや1人で外で飲むことも嫌いだし、

レモンサワーなんか女子の飲み物だ。

「よぉ、兄さんよ、
アヤリとお前ぇ、仲良いのか?」

「・・・え?!」

突然振られた彼女の名前。

同時に、このおじさんが俺とアヤリが

話していた時に聞いていたのを聞いていた

そのことが分かった。


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