オトナの秘密基地
叔父さんが驚いて声をあげた。
「ここも焼け野原になるのか!!」
正さんが立ち上がる。
「部屋に大事なものを置いたままだ!」
大事なものが何なのか、すぐに分かった。
この間渡した、戦時国債のことに違いない。
そんなものを取りに今行かれたら、敵機にこの場所を発見されてしまう!
「この馬鹿っ! 今出て行ったら死ぬよ!
命より大事なものがあるのかい!!」
私が止めるより先に、叔母さんが止めてくれた。
その言葉のすぐ後、バラバラバラバラ……と何かが弾ける激しい音が、防空壕の扉から聞こえた。
立ち上がっていた正さんは、その音に怯んでしゃがみこんだ。
ゲームで体験したマシンガンのような、連続した音。
これが、機銃掃射だと気付いた時には、防空壕の中にいる全員が息を飲んだ。
「ここも焼け野原になるのか!!」
正さんが立ち上がる。
「部屋に大事なものを置いたままだ!」
大事なものが何なのか、すぐに分かった。
この間渡した、戦時国債のことに違いない。
そんなものを取りに今行かれたら、敵機にこの場所を発見されてしまう!
「この馬鹿っ! 今出て行ったら死ぬよ!
命より大事なものがあるのかい!!」
私が止めるより先に、叔母さんが止めてくれた。
その言葉のすぐ後、バラバラバラバラ……と何かが弾ける激しい音が、防空壕の扉から聞こえた。
立ち上がっていた正さんは、その音に怯んでしゃがみこんだ。
ゲームで体験したマシンガンのような、連続した音。
これが、機銃掃射だと気付いた時には、防空壕の中にいる全員が息を飲んだ。