オトナの秘密基地
今まさに、自分の頭上を戦闘機が飛んでいて命を奪おうとしている。
私達を守っているのは、一枚の布、厚手の木、そしてトタン1枚で作った、防空壕の扉だけだった。
防空頭巾を被っていても聞こえる、銃弾が当たる音が生々しい。
自分の耳を両手で塞ぎ、膝の上にいるカツヤの耳を、私の肘で押さえる。
緊張と不安で、嫌な汗が背中をつたう。
私の気持ちが不安定であることを悟ったように、お腹の赤子がぐりん、ぐるんと動いた。
まるで『母さん、しっかり』と励ましてくれるかのように。
カツヤはまだ探検ごっこのつもりなのか、無邪気に「おっきい、おとだね~」と感想を漏らした。
そして、私の震えを感じたのか
「か~しゃん、だいじょうぶ?」と、心配してくれた。
とにかく、早く終わって欲しいと祈ることしかできなかった。
私達を守っているのは、一枚の布、厚手の木、そしてトタン1枚で作った、防空壕の扉だけだった。
防空頭巾を被っていても聞こえる、銃弾が当たる音が生々しい。
自分の耳を両手で塞ぎ、膝の上にいるカツヤの耳を、私の肘で押さえる。
緊張と不安で、嫌な汗が背中をつたう。
私の気持ちが不安定であることを悟ったように、お腹の赤子がぐりん、ぐるんと動いた。
まるで『母さん、しっかり』と励ましてくれるかのように。
カツヤはまだ探検ごっこのつもりなのか、無邪気に「おっきい、おとだね~」と感想を漏らした。
そして、私の震えを感じたのか
「か~しゃん、だいじょうぶ?」と、心配してくれた。
とにかく、早く終わって欲しいと祈ることしかできなかった。