オトナの秘密基地
「すご~い、どうしてそんな事わかるんですか?」


「あれ、知らなかった?

俺、かなり霊感強いの。

昔からいろんなものが見えて、変な霊にとりつかれちゃったりしてさ。

その度に母親が霊能者のところへ連れて行ったんだ。

そのうち、その霊能者のところで修行して、自分の身は自分で守れるようになってきた」


初耳だった。

いつも元気にお店の中を回り、愛想よくコーヒーを淹れるマスターのイメージしかない。

というか、自分達のおしゃべりに夢中で、他の事はどうでも良かったのかも。

私がしきりに感心していると。


「あの店、実は俺の守護霊占い目当てで来る客も結構多いんだよ。

あ~、和実ちゃん達は毎回、占いどころじゃないもんね」
< 80 / 294 >

この作品をシェア

pagetop