「会いに行くよ。」


そして、卒業式まであと少しの
ある日だった。

いつものようにやられてた。

「あんたきもいって~」

「うわ、こいつ泣いてるよ~(笑)」

「泣き顔ゴキブリぢゃーん!」

「死~ね」「死~ね」



何故だかあたしはこの日、いじめに耐えれずに途中で学校から
走って逃げるように帰ってきた。

「おかえりー。早かったわね…って、どうしたの?」

「お母さん…あたしね、
学校でいじめられてるの。
みんな死ねってゆうの。
ねぇ、あたしいない方がまし?
みんな幸せになれる?
教えてよぉぉぉおおお!!!」



あたしはパニックになっていた。


泣きじゃくるあたしをお母さんは、
抱き締めもせず、軽蔑もせず
ただただ何が起こったのか分からないとゆう顔をしていた。

そしてあたしが泣きやんでこう言った。



「明日から学校いきたくない。
行かなくてもいい?」





いつものお母さんなら、
「いいよ、無理は体に良くないしね!」
って言ってくれると思ってた。





でも…、お母さんは

「駄目!ほらさ、中学のテストまで
もう時間ないんだし、あと2、3ヶ月の辛抱じゃん?頑張ろーよ。」






お母さん…分かってないよ。
お母さんはいじめられて無いからあたしの気持ちなんて分かんない。

あと2、3ヶ月?
まだまだ2、3ヶ月もあるんだよ。
あたしにとってはお母さんのたかがが
だいぶ大きいんだよ。

それだけの長い時間を毎日いじめられながら過ごせってゆうの?




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