漆黒のタクティック 【1巻】
それが、今の僕にとっての夢でもある。
そんなこんなで、僕は教室に入る事が出来た。これもジン君とウリッド君のおかげ。
すると、ジン君が僕に話しかけてきた。
「なあ、お前ってもしかして、漆黒の騎士団とかに目指してたりする?」
と、ジン君が僕に聞いてきたけど、
「え?漆黒の騎士団?何それ」
僕は、聞いたことが無いから聞き返す。
「ほら、やっぱり、目指してるのはジンだけだって」
ウリッド君が言った。
「漆黒の騎士団は、魔術師達が憧れる軍団だよ!はー。俺もあんな風になれたらいいなあ」
ジン君は頭の中できっと漆黒の騎士団になったことを想像しているのだろう?すごくうれしそうな顔をしている。
「でも、俺たちはそんな物騒なものになるために学校に学びに来てるんじゃないからさ」
ウリッド君が言った。