漆黒のタクティック 【1巻】
「漆黒の騎士団って物騒な軍団なの?」と、僕は2人に聞いた。すると、ウリッド君は
「それがさ、今では、優秀な魔術師、いわゆる最優秀魔術師(エクソ・ホワイゾン)って称号を持っている人達を倒すために動き出しているって噂だからさ、今では物騒な騎士団って別名も付けられているほどなんだ」
「へえ。」
僕が言うと、ジン君は、
「違うぞ!絶対、俺たち見たな未熟者が断然強くなれる場所なんだって!」
そうジン君が言うと、
「あんたたち、そんなものどこがいいの?」
と、女の声で話しかけてきた。
眼鏡をかけた少し怖そうな人だ。腕を組み、堂々とした立ち姿は女の子では無さそうな感じに。
「あんたたちは、悪魔にでもなりたいの?」
「悪魔?何言ってるんだ、アヤメ」
話しかけてきた女の子はアヤメという女の子だった。