プレシャス
「え~?ずる~いっ」
午前中からびっしりだった講義の合間の少しの息抜き。
お昼の食堂の一番奥の席で大きな声をあげるのは
連日のレポート地獄にストレス倍増な頼子。
目の前のオススメランチをつまみながら、あたしに膨れっ面を見せてた。
「志穂ずるいよ~っ、あたしも行きたかったのに~」
「だって頼子、レポートぜんぜん進んでないんだもん」
昨日、お店に寄り道したことを話した途端、さっきからずっとブーイング。
あたしより課題の進んでいないから、まだまだ息抜きできる状況にならないんだけど。
「で?どうだった?」
「?、何が?」
ニヤニヤとわざと隣に席をずらして顔を寄せてくる頼子。
「だ~か~ら~、坂井君と何話したの?」
もう…
自分が円満だからかな
すぐ何でも首突っ込んでこようとするんだから