[【殺人ゲーム】クリック!]
ピッ、その滑らかな頬に何かが当たった。
『…トランプは、もっと楽しいものですよ。』
ニコ…、笑う。
姿を現したのは雨希だった。
『楽しいわ、トランプは。
貴女みたいな美しい女性の頬を切れるんだもの。』
クスリ、表情の無い顔で、片方の口端を吊り上げる。
『…フ、ご冗談を。
貴女が狙ったのは此所でしょう?』
そう言って、紅は自身の首に触れた。
『気配を隠し切れていませんよ。まだまだ鍛練が必要ですね。
…では、私はこれで。』
フッ、まばたきをした次の瞬間には、紅の姿は消えていた。
「何しに来たのよ…。」
亜季が呟くと、少しの沈黙の後、大基が静かに口を開いた。
『血を…見に来たんだよ。』
「え…?」