図書室で君と~俺様王子との恋~
授業終わりのチャイムが鳴った。

はぁ、図書室いかないと。私はゆっく
り立ちあがって図書室に向かおうとし
たけど、


「どこ行くんだ?」

そう聞かれたから足を止めた。何でそ
れを今聞くかなぁ、勇人は。


「うん、ちょっとね」


私は曖昧に答えた。だって言えないで
しょ。竹澤先輩に会いに行くなんて。


「答えになってねーし。俺はどこ行く
 かを聞いてるんだ」



「そ……それは…」


私が言葉を詰まらせたとき、真美ちゃ
んが私達の方へ来た。た、助かった。


「何話してんの?」


真美ちゃんの問いに、勇人が答えよう
とした。



「あのな、こいつが今から行く所を何
 か教え……」

「あっ私もう行かないといけないから
 バイバイっ」

私は勇人の声をさえぎった。ふぅ、危な
かった。


「あぁそっか。王子のところに行くんだ
 もんね」



「はぁ!?王子!?」










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