図書室で君と~俺様王子との恋~
「じゃあ何で女嫌いの王子が花音のこ
 と助けたり、図書室に来いとか言っ
 たの?」


「そ、それは……」

真美ちゃんに痛い所を突かれ、言葉を
濁してしまった。


「少なくとも、王子は花音のこと嫌い
 ではないよ。花音は王子のことどう
 思ってるの?」


先輩のこと……?


「分かんない」


「じゃあ、キスされて嫌だった?」



嫌?ううん、嫌じゃない。気持ちのな
いキスに悲しかっただけだ。


「嫌ではなかったよ……多分」


「それは王子が好きってことだよ」


私が先輩を好き?

「ない、ない、絶対ありえない」


「じゃあ、クラスの男子にキスされた
 ら嫌?」


「嫌!!」



「でしょ?でも王子とは嫌じゃなかっ
 た。それが好きってこと」


私、先輩のことが好きなの?でも……


「先輩すっごくモテるから、私なんか
 が好きになっても……」

私、可愛くないし。









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