図書室で君と~俺様王子との恋~
「さっきも言ったけど、王子は花音の
 こと嫌いじゃないから大丈夫」


「ほら、そうと決まったら王子のとこ
 行って来い!!」


真美ちゃん、ありがとう。


「うんっ」


私はそう言って教室を飛び出した。ま
だ学校にいるか分からないけど、私は
図書室に向かって走り出した。


「はぁ、はぁ」



ガラガラッ


勢いよくドアを開けて、図書室の奥へ
向かった。


「先輩っ」


私がそう呼ぶと、


「花音っ?」


声が聞こえたと同時に先輩が現れた。


「あのっ」


私がそういいかけると、


「悪かった」


先輩がそう言って頭を下げた。


「え……?」


びっくりした。先輩は寝惚けてキス
しちゃっただけなのにまさか謝って
来るなんて。


「もういいですよ別に。キス自体は嫌
 ではなかったですし」


私は無意識にそう言うと、先輩はニヤっと笑っ
た。しまったと思ったときにはもう遅
くて、


< 25 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop