キミと一緒に。【完】
「これ1個、貰うから良いよ」



複数あるおにぎりの中、鮭を貰い、加菜恵の待つ席に戻る。

「サンキュー」と言った由斗は、倉元たちのグループに混ざり、お弁当を広げて居た。



「内助の功ね」



「はぁ?違いますーっ」



おにぎりのフィルムを剥ぎ、紙パックのレモンティーを片手に食べ進める。

「うめぇ」と、大きな声で言う由斗の声に、頬が緩みそう。
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