キミと一緒に。【完】
怪しさが満点の由斗をジーっと見てると、「気にするな」と繰り返し言って立ち上がる。

手を借りて立ち上がった私の目線が、階段のお陰で由斗と同じ位になった。



「1回だけ…良いよね?」



「ここまで来たら仕方ないよな」



お互いに辺りを見渡して、私は由斗の腰に腕を回した。

由斗の手が私の頭を引き寄せ、何だか笑えてしまう雰囲気の中、唇が重なった。

すぐ離れるつもりだった私と違い、由斗は離してくれない。
< 427 / 430 >

この作品をシェア

pagetop