キミと一緒に。【完】
自覚をすると、恐ろしい位に、恋してる自分に気付く。



「私、大学に行って、管理栄養士の資格を取るつもり。それで就職とかは…正直、考えてない。でも、その……由斗に、栄養バランスの良い料理を作りたいの。今の私は、知識も浅いし…っ」



“由斗の為”という事を、本人に伝えるのは、こうも恥ずかしいものだったとは。

それに、前の私なら、“恩着せがましい”と、自分で自分の夢を貶したと思う。
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