私だけの甘々彼氏
ドキドキと高鳴る心臓。
ああ、こんなにも、彼が好き。拓海君はあたしを愛おしそうに見ながらそっとあたしの頬に触れた。
「拓海君。」
「ん?」
「好き。」
あ、あたし、何言ってるんだろ・・・。
でも、後悔はない。
拓海君は一瞬驚いたような顔を見せたけどすぐ優しく笑って、
「・・・俺も。」
と言ってくれた。
大好き。
大好き。
「なぁ?夏香。」
「は、はい?!」
いきなり話しかけるから、噛んじゃった・・・。
「・・・ぷ。」
笑われた・・・。だけど、拓海君が笑ってくれるのは凄く嬉しい。
「夏香、俺の事拓海って呼べよ。」
「へ?」
「早く。」
「えっ!恥ずかしいよ~。」
無理無理。そんな拓海様、贅沢ですあたしには。すると拓海君が近づいてきて、耳元でつぶやいた。
「女では、お前特権。」
っっ//////
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