まだ好きです(完)
『大丈夫、俺を信じろ』



そんな言葉、俺言ったっけ。


昔の俺が思い出せない自分にいらだっていた。



「くそっ…」


八つ当たりでも、してやろーかと思ったけど、やめた。



そして、ベットに横になった。



もう時計は11時を指していた。


あと1時間で明日になる。



また、明日が来てしまう。


不安になった。


明日、というのが怖くなり、ベットにもぐりこんだ。



そして、気が付けば、すやすやと眠りについていた。











”大丈夫なの?”




雛の…声が聞こえる。ここは…どこだ?今…何してんだ?


”駿~!あんまん買ってきた!”

学校の屋上?なんで、俺はここにいるんだ?



”げっ。またあんまんかよ!!”

これは…俺の声????なんか、すっげー、楽しそう。


”雛。太るぞ”


”いいじゃんかー!アンマンでなら太ってもいい!!”




これは…夢???それとも…過去の…自分??







< 142 / 202 >

この作品をシェア

pagetop