まだ好きです(完)
その時の彼女の表情は宝石点に飾られているダイヤモンドのように輝いて見えた。


「家族ってのは、お互いを信頼しあって、悩みもなんでも言える!そんな存在を目指したい!!!」

雛は続けた。


「もう一つの家族。いいね」


「おう…」


「お礼!!!ほい!」


そういって雛は俺の手に何か持たせた。


「何これ」


「チョコ!」



不思議な奴だ。


でもなんか、惹かれてく。


雛の笑顔が、忘れられない。



「駿…ってよんでいい?」


「うぃ。」


「駿。見てみて!!」


雛は教室の窓の外を指差した。



外ではグラウンドで精一杯部活している生徒がいた。


「今しかできないよね。こういうこと。」

小さい声で話す雛の声は震えていた。



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