RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~






 今度はもう、ビックリしなかった。


 やっと…やっと会えた。



「俺の毛皮のベストを…剥いで着るといい…。袖は…ないし…濡れているし…おまけに、穴あきだが…ないよりかはマシだろう……」


 ルナは、ハッとした。





「ゲルブ…?まるで、遺言みたいだよ…?」


「そのつもりだ…。血が、流れすぎ…てしまった…みたい、だ」




 嘘でしょ?

 ルナは、目を閉じた。








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