シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】


「あー、とにかく、だ」



涼介は舞台を無視し、話を持ち出す。



「佐藤ってあんなイカれたやつだっけ?

あれって、いつも?」


「ううん……あんなふうになったのは、今日から……」


「今日?」



疑わしそうな涼介に、昨日の出来事をかいつまんで説明した。


家に来るのを渋ったちぃに、ママがいないと話して来てもらったこと。


そうしたら予想外にママが帰ってきてしまい、それがちぃの機嫌を著しく崩してしまったらしいこと。



「何だそりゃ?意味わかんねーぞ?」


「うん……だよね……」


「お前のお母さんと、佐藤は知り合いなのか?」


「そんなはずはないんだけど……」



でも、ママは言っていた。


どこかで見たことがあるような気がする、と。



< 191 / 245 >

この作品をシェア

pagetop