シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「ひなたのお母さんに、何か恨みでもあるのかもなー。
それで、娘のお前をたぶらかして、復讐しようという……」
「まさか……ドラマの見すぎだよ……」
とは言いながら、胸はとくんとくんと、嫌な音を立てていた。
「……でも……何か関わりは、あったのかもしれない。
あたし、初めてちぃに会ったとき……
それより前に、どこかで出会ったような気がしたの」
「マジか……じゃあ、本当にどこかで会ってるのかもな」
「でもちぃは、知らないって言ってた」
でも、頭のどこかでは理解してる。
ちぃは、嘘をついてる。
何か、隠してる……。
「……ママ、子役だったちぃをいじめたりしたのかな。
ちぃ、その頃本当にしんどかったらしくて……」
ちぃの病気の発症は、その頃だし。
そう言ってしまいそうになって、慌てて口をつぐんだ。