シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
「なんだそりゃ。お前のお母さん、そんな人じゃないだろ。
とりあえず、佐藤の過去を調べてみよう。
そこに、突然あーなっちまった鍵があるかも」
涼介は勝手に一人で、うんうんとうなずいていた。
「相手のことがちょっとでもわかれば、ひなたの不安も少なくなるはず」
「そうかな……」
「そうは、思えない?」
「余計酷いことにならないかな……
ちぃ、怒ると怖いから……」
思わず、うつむいてしまう。
すると涼介は小さく、ため息をついた。
「お前がそんなんでどーすんの?」
「涼介……」
「俺から見ても、佐藤は普通のやつじゃねーよ。
しかも何かやらかす気、満々だったし。
でもそうなった原因が過去にあったとする。
それがわかれば、佐藤を止めることができるかもしれない」
確かに、ちぃは何か恐ろしいことを考えてる。
そんな目をしていた。
お医者様でもなかなか治せないちぃを、止める……。
そんなこと、本当にできるんだろうか。