シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】


「……ま、それもあるけど」



驚くほど冷たい声に、あたしの喉はふたをされる。



「朝から他の男と寄り添って歩いてんじゃねえよって話。

しかも何泣きはらした目してんの。

そんな顔、俺以外に見せちゃだめでしょ?」


「なに、それ……」


「俺、すっごく不愉快なんだよね。

お前の横に、あいつがいるの」



倒れた日の翌日……


ちぃのことがわからないと言って、泣いた朝。


涼介と二人でいたのが、気にいらなかった……


そう言ってるの?



「ち、ちぃ、だって、実里と一緒に……」


「俺があんな女、相手にすると思ってるの?

バカじゃないの、ひなた」


「…………」


「謝らなくていいよ。

これは俺の問題だから。

だから、好きなようにさせてもらうね」






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