シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】
そう言った唇は、無理矢理にあたしの唇を塞ぐ。
今までの優しいキスじゃない。
強引で、噛み付くようなキスが、あたしの息の根を止めようとする。
そんなふうに思えた。
ねじこまれた舌にどうしていいかわからないでいるのに、
ちぃはお構いナシにあたしの咥内を蹂躙する。
やっと離れていってくれた唇と、あたしの間に、銀色の糸が引くのが見えた。
「……自分から離れたとはいえ、ひなた不足で死にそうだった……
やっぱ、薬じゃ限界があるね」
「ち、ぃ…………」
「充電完了。
じゃ、俺行くわ」
ちぃは一人で立ち上がり、乱暴に唇を拭うと、さっさと歩いていってしまう。
「待って……」
聞こえているはずなのに、ちぃは振り向かない。
「お願い、何もしないで……っ!!」