シークレット・ガーデン ~禁断のキス~【更新停止中】


千影くんは半笑いで、そんな事を言った。



「ぶっ……ぶわーかっ!!」


「お腹すいてんだって。

ほら、中でご飯食べよう?」


「ううっ……

そういえば、家の人は?」


「は?今さら?

家族は地元に残ってるよ。

ここには俺一人」



さらーっと爆弾発言をして、千影くんは家の鍵をあけた。



「ひとり……?」


「うん」


「……帰りますっ!」


「なんで?」


「だって、いきなりキスするような人、信じられない!」


「だから、蜜なめたかっただけだって。

ひなたちゃん、自意識過剰なんじゃない?」


「なっ……」



何を言うか!!


変!!


絶対この人、変だっ!!


あるいは、よほど遊びなれてるんだっ!!


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