星空の下、頬を伝う涙
コタツに深く潜り込んでTVの中で騒ぐ人達を見る。歌なんか歌ってる人もいて楽しそう。


コタツの上にある定番のみかんに手を伸ばし、TVを見ながら食べたりとしばらくグダグダしてみた。

何気なく時計に目をやると1:00をまわっている。

時間経つの早ッ!?

1時間ちょっとの時間さえも、今の私にしたらなんか勿体ない感じ。

そろそろ部屋へ戻ろうと立ち上がると、父さんが口を開いた。

「夏海、もう部屋行くんか?」

「…?そうだけど」

「ここ何年か夜のお参りなんて行ってないよな?」

「う…うん」
ちょっと嫌な予感;;

「今からみんなで行くか♪なぁ母さん♪」

もう1時過ぎてるんですけど!?母さん行かないよね!!??


「良いわねー♪行きましょ♪♪♪」

…父さんの気紛れに母さん乗り気だし;;;

「夏海?準備して降りきなさいよ?」

「…はーい」

私は溜め息混じりに返事をし部屋へ向かった。
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