禍津姫戦記
 子が産まれても、父親の名乗りをすることはまれで、女のほうでも親が誰かなど気にせずに子は宝として育てた。
 アゲハはその祭を、あんなに頬を染めて楽しみにしているのだ。
 ワザヲギの民も――正体は明かさぬものの――歌垣には好んで出ていった。
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