禍津姫戦記
 瑠璃、水晶、紫水晶、薔薇水晶、翡翠、琥珀、珊瑚、瑪瑙――いくつもの玉が入った袋から、ひとつずつ取り出し、円を描くように床に並べていった。
 やがて空の星々を描いた天文図が完成すると、姫夜は美しい眉をひそめた。
 凶兆――
 ひびの入った血色の珊瑚。
 冷たい予感が背筋を走り抜けた。
< 376 / 647 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop