禍津姫戦記
(なに――?)

 白い山鳥の澄んだ黒い眼が、泉のように大きくなった。
 山鳥はその大きな澄んだ目でじっと姫夜をみつめた。

(黒キ影ガ見エル。ワザワイハ、近クニヒソム。裏切ルモノガイル)

(裏切る――?)

(我ラノ眷属ニユカリアルノ者ヨ。我ラハイツデモ、ソナタニ翼ヲ貸スゾ)
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