ソラナミダ
「……。俺も一緒に行こうか?」



「!!いい、大丈夫!ちょっとご近所さんが困ってて…。」



「……?なんでわざわざわこに?」



「最近近所付き合いしててさ、頼れるのが私くらいしかいないみたいで……。……とにかく……、ゴメン。また今度二人でゆっくりしよう。」





私はくるりと背を向けて……、


博信から逃げるようにして……、走り去った。









残された博信の想いに……






気づくこともなく……。











< 155 / 335 >

この作品をシェア

pagetop