神様修行はじめます!
ぎゅっと閉じた両目から熱い涙が溢れ出た。

涙に負けないくらい熱い感情が体を駆け巡る。

嬉しいとか、悲しいとか

切ないとか、後悔とか


もう、ゴチャゴチャになってしまって自分でもよく分かんないけど。



脳裏に、ただ、あの記憶が浮かんだ。


奥方と初めて会った、あの棟で

彼と繋いだお互いの手のぬくもり。

冷たく温かい、あの不思議なぬくもりが。




門川君の清廉な声が聞こえる。


『呼魂。こだま。

終焉と始まりの紺碧の道にて、渇望するはその面影。

千切れぬ絆、契れる掌。それは希望、それは苦悩。

道を還るものに与えられるは、ただ・・・』



同時に、しま子と門川君の周囲に白く輝く円陣が浮かんだ。

あぁ・・・

なんて美しい輝き。


強く白い光に照らされる彼の姿の凛々しさ。

思わず見とれてしまうほど。



『ただそれを、愛と業と呼ぶべきか』


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